ONE DAY INTERVIEW

ファンドマネジャーの
1日密着取材

皆さんが投資したお金がどのように運用されるのか?
投資信託を取り巻く人達へのインタビューを通じて、見てみましょう!まずは、皆さんから預かったお金をどの企業等に投資するのか?を考える、投資信託になくてはならない役割であるファンドマネジャーについて取り上げます。
「ファンドマネジャー」=「株価が上がりそうな企業を予想して、お客さまから預かったお金を投資する人???」。
なんとなくイメージはわくけれど、普段どういう仕事をしているんだろう・・・
そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
そこで、mattoco専用ファンド(投資信託)の「これぞ、日本株」を運用している内田ファンドマネジャーにmattocoキャラクターのクロコが丸一日密着してみました!
三菱UFJアセットマネジメントでも新型コロナ感染対策を機にリモートワークが浸透する中、ある日の出社日に体当たり取材!その結果やいかに・・・?

ファンドマネジャー 野崎 始氏

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「出社」~ファンドマネジャーの朝は早い!

  1. おはようございます!本日はよろしくお願いします!
    それにしても、朝が早いよ~

  2. おはようございます。
    一般の企業からすると早いように感じられるかもしれませんが、日本の株式市場は午前9時から開くため、それまでにしなければならないことが多く、そこまで早いとはあまり感じないですね。

  3. たとえばどんなコトをしているんですか?

  4. まず、新聞をチェックし、株価に影響を与えそうなニュースがないか確認します。国内だけでなく、海外のニュースや市場の動きにも目を配ります。

    また、担当ファンドのポートフォリオ(投資している銘柄)の株価動向、各種指標の動きなどをチェックします。
    それから、企業や業界情報を入手するため、証券会社のアナリスト(企業分析している人)と電話し、最新情報の交換も積極的に行います。
    あとは、ポートフォリオの修正や、設定・解約(投資信託の申込みや解約)対応で、銘柄や売買数量を決め、トレード(取引)の担当者に注文システムで発注します。

  • ポートフォリオ確認

    メモもペーパーレス化!

  • 朝から情報収集

    7時台でも普通に情報共有しています

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  1. ほんとうに朝からやることが多いなあ・・・
    あれ?今度はミーティング?

  2. 時期によっては毎日のように行っている朝会は、貴重な情報共有の場なんですよ。

  3. クロコも朝会に参加させてください!

  • チームメンバーとの朝会

    他のファンドマネジャーとの情報交換

  • 真剣なまなざし・・・時には熱い議論も

    ※写真は新型コロナウィルス流行前のものです。

  1. 今日は小売業界や運輸業界の話がたくさん出ていましたね。
    業界や企業の動向がよくわかりました!
    会議はファンドマネジャーの知の結集だってコト!

  2. 朝会では、企業決算の内容と印象、企業取材の内容やそれを踏まえての投資判断、証券会社とのアナリストミーティング等の内容を共有しています。

    当社では、日本株を担当するファンドマネジャーが、ひとりですべての業種や銘柄について調べているわけではありません。それぞれに担当している業種があり、チームで役割分担しています。

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さあ取引開始!あれ?株価を見て・・・ない?

  1. 今日の市場が始まるトコ!投資している企業の株価がどんな動きになるのか気になります!
    たくさんの画面に囲まれてるトコを見てみたいな!

    ・・・あれ?画面が多くない!!!株価は見ないのですか?

  2. 出した注文の執行状況もあわせてマーケットの動きをチェックすることもありますが、基本的にはパソコンの前に張り付いて株価を見ているわけではありません。
    1日の株価推移を確認することが必要ないということではないのですが、それよりも・・・

  3. それよりも?

  4. ファンドマネジャーとして、中長期で良いパフォーマンスをあげることが使命だと思っており、そのためには投資する企業のことをとことんまで知ることの方が大切だと思っています。
    なので、日中は企業の業績確認や、予想数値を作成するときに必要な要因の特定、競合情報などのインプット作業や、チームのリサーチ強化のための情報共有を行っています。
    今日はこのあと10時からある企業に訪問するので、これからその「予習」をします。ちょっと待っていてくださいね。

  • 企業取材(現在は、ほぼオンライン)

    「予習」をもとに、社長さんに対して聞きにくいこともビシッと聞きます!

  • ※「これぞ、日本株」の銘柄選定の着眼点であり、将来変更される場合があります。

  1. おつかれさまでした!中身の濃いミーティングでしたね!
    トコロで、これは必ず聞く、という質問はあるのですか?

  2. 基本的には、現在の状況に加え、財務諸表などに表れていない経営者の思い、戦略、組織、企業文化など様々な要素を個別取材で把握し、将来の企業価値に対する確信度を上げるための質問を用意します。
    さらに、取材相手となる企業だけでなく、その競合相手や同業他社の状況についても聞くことで、さらなる投資機会も見つけられるよう努めています。

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午後も企業調査!投資判断に磨きをかける!

  1. 午後も取材をするんですね!
    今回は、「決算説明会」・・・午前中の企業訪問との違うトコは何ですか?

  2. 企業取材にもいろいろあって、午前中のように企業の経営陣にアポイントを取り、直接いろいろとヒアリングすることもあれば、これから参加する決算説明会のように、企業主催で各社のファンドマネジャーやアナリストが集められ、今期の業績、今後の見通しについて企業のトップやIR(投資家向け広報)担当者から説明を受ける場もあります。
    今日はこれから、2社の決算説明会を「はしご」しますよ。

  • 決算説明会

    説明内容に対して質問することも!

  1. 今日1日で3件の企業取材お疲れ様でした!
    朝からもうクタクタです・・・
    毎日こんなに企業調査されるんですか?

  2. 1日の取材件数は多い日、少ない日があるので一概には言えませんが、コロナ前と比べてほとんどの企業がWeb会議可能になったことで、移動の制約がなくなり、多い日は4、5社取材するときもあります。

    チームメンバー毎で業種担当を決め、全業種をカバーする体制にしています。

  3. やっぱり取材は大切ですか?

  4. われわれは日々、企業が発信する決算発表や各種資料を通じて、企業やサービス・産業の事業評価や将来価値などを評価し、分析しています。
    個別企業取材については、それらの確信度を高めていくために必要な行動と考えています。

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取材終了~アウトプットの時間

  1. 情報でおなかいっぱいトコ~
    イメージよりもたくさん人と話す仕事だってトコ

  2. まだまだこれから、今日のまとめレポート作成と銘柄分析、チームとしての今後の運用方針をつくりますよ。

  3. 本当にいそがしいトコ!
    ほかにも内田さんの情報源、知りたいトコ~

  4. 今日は朝会に一緒に参加してもらいましたが、私の所属する株式運用部では分科会と呼ばれる会議を毎月行っています。
    そこでは丸一日かけて、国内外、業界ごとの担当者が一同に会し意見交換を行うことで、グローバルな視点、多面的な視点により、さらなる投資判断の精度向上を図っています。

  • 担当ファンドのパフォーマンス確認

    特別なことが起こっていないかチェック

  • (おまけ)在宅勤務下の運動不足を解消!

    朝晩のジョギングを日課に!

  1. 明日の予定や企業のスケジュールもチェックしたし、キリがいいところで、今日はここまでにしましょう!
    1日お疲れさまでした!

《クロコの編集後記》

 コロナ下の制約により、これまで前提としてきた働き方が大きく変わりましたが、それに対してよりよいアプローチを模索する中で、従来以上に運用・リサーチのクオリティを上げることが出来る手応えを感じておられるようです。
一方で、 「足で稼ぐ」スタイルからの変化はどうしても運動不足になりがちで、最近朝晩のジョギングを始められたとか。運動不足解消もがんばってください!

※上記はあくまでもファンドマネジャーの一日の例を示したものであり、運用スタイルや決算時期前後に当たるかどうかの事情などにより異なる場合があります。ご参考になれば幸いです。
なお、部署名等は2021年7月末時点のものです。

【投資リスク】

基準価額の変動要因:基準価額は、株式市場の相場変動による組入株式の価格変動により上下します。
また、組入有価証券の発行者の経営・財務状況の変化およびそれらに関する外部評価の影響を受けます。これらの 運用により信託財産に生じた損益はすべて投資者のみなさまに帰属します。したがって、投資者のみなさまの投資元本が保証されているものではなく、基準価額の下落により損失を被り、投資元本を割り込むことがあります。投資信託は預貯金と異なります。 主な変動要因は、株価変動リスク、信用リスク、流動性リスクです。上記は主なリスクであり、これらに限定されるものではありません。くわしくは、投資信託説明書(交付目論見書)をご覧ください。

【ファンドの費用】
購入時 購入時手数料 ありません
保有期間中 運用管理費用(信託報酬) 日々の純資産総額に対して、年率1.320%(税抜 年率1.200%)をかけた額
その他の費用・手数料 監査費用、有価証券等の売買委託手数料、保管費用、マザーファンドの換金に伴う信託財産留保額、信託事務にかかる諸費用等
※上記の費用・手数料については、売買条件等により異なるため、あらかじめ金額または上限額等を記載することはできません。
換金時 信託財産留保額 ありません

※2021年7月1日時点

上記の費用(手数料等)については、保有金額または保有期間等により異なるため、あらかじめ合計額等を記載することはできません。なお、ファンドが負担する費用(手数料等)の支払い実績は、交付運用報告書に開示されていますのでご参照ください。

<課税関係>課税上は、株式投資信託として取扱われます。個人投資者については、収益分配時の普通分配金ならびに換金時および償還時の譲渡益に対して課税されます。NISA(少額投資非課税制度)の適用対象です。税法が改正された場合等には、変更となることがあります。

【留意事項】
当ページは三菱UFJアセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示資料ではありません。投資信託をご購入の際は、当社よりお渡しする最新の投資信託説明書(交付目論見書)の内容を必ずご確認のうえ、ご自身でご判断下さい。当ページの内容は作成時点のものであり、将来予告なく変更されることがあります。また、将来の市場環境等や運用成果等を示唆・保証するものではありません。当WEBページは信頼できると判断した情報等に基づき作成しておりますが、その正確性・完全性等を保証するものではありません。